ゆる〜く「細胞」
こんにちは福太郎です。
今回は解剖学について解説していきます。
今日のテーマ「細胞」
細胞は人体を構成する最も小さい構造体です。
この細胞が集まると組織となり、組織が集まると器官になります。
筋細胞⇨筋組織⇨筋肉
では細胞はどのような構造になっているのでしょうか?
図を交えて解説していきましょう。
人間の細胞は基本的に脂質二重層からなる細胞膜で覆われています。この細胞膜のところどころいにチャネルという出入り口や糖鎖というアンテナがあることで他の細胞や臓器との連携を行なっています。
内部には欠かせない核があり、その他生命活動を行うための様々なものが一緒に入っています。
生命活動に必要なエネルギーを生み出すミトコンドリアや、ホルモンを生産する小胞体、物質を加水分解するリソソーム(ライソソーム)などがあります。
核もバラしてみると、核膜という膜に覆われておりこれには小さな穴が空いています。その中に核小体があるんですが、この核小体にDNA情報が保存されています。このDNA情報を元にホルモンを生産したりするのに先ほどの小さな穴(核膜孔)を通って行くのです。
また、みんな大好き核分裂の時に重要なのが中心小体です。この中心小体は普段は細胞内に存在しますが、分裂の際には両端に集まり、分裂したDNAが集まる中心になるのです。そして核がそれぞれの中心小体に巻きつき新たな核(核小体)となります。
ちなみに、冒頭でご紹介した細胞膜の脂質二重層は今後重要な知識になりますのでしっかりを覚えておきましょう。
なぜかというと、ホルモンや消化器官でまた出てくるのですが、油は水を弾きますよね?(知らない人はサラダ油に水をかけてみましょう)
つまり、脂質で覆われているということは水が細胞膜に弾かれるということになるんです。
人体の不思議ですね笑
これはあえてそうなっていて、例えば、いつでも細胞内に入っていいものは脂質で覆えば弾かれずに取り込まれることができますし、欲しい時以外は細胞内に入って欲しくないものは水で覆っておけばうっかり入ってしまうことを防げるからなんですね。
また、各臓器の解説の時に出てきますので、今は「脂質二重層」という細胞膜の構造があることだけ覚えておきましょう。
ではまた次回!